少年2人に暴行してけがを負わせたとして、神奈川県警少年捜査課は3日、傷害容疑で、住所不定、無職の少年(18)と横浜市内に住む16歳から17歳の少年3人の計4人を逮捕したと発表した。18歳の少年は「弁護士が来てから話したい」と供述し、ほかの3人は容疑を認めている。

 4人の逮捕容疑は共謀のうえ、2月13日午後6時20分ごろから同10時ごろにかけて、同市西区の公園や駐車場で、同市戸塚区の無職少年(16)と同市泉区の無職少年(16)に対して顔面を殴るなどの暴行を加え、それぞれ頭部打撲などのけがを負わせたとしている。

 同課によると、被害者の少年2人は18歳の少年から「いい仕事がある」などと特殊詐欺に関わるよう持ちかけられ、1月下旬、金融機関のキャッシュカードをだまし取る「受け子」や現金を引き出す「出し子」などの犯罪に加担。その後、逮捕される不安から連絡を無視していたが、見つけ出されて暴行を受けたという。

 2人が県警泉署に出頭し、事件が発覚した。

2019.4.3 17:41|
産経新聞
https://www.sankei.com/smp/affairs/news/190403/afr1904030014-s1.html