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F35Aの大量取得に影響必至
本格運用前、米軍異例の艦艇派遣
2019/4/10 19:15
©一般社団法人共同通信社

 航空自衛隊三沢基地(青森県)の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが青森県沖の太平洋で墜落した事故で、空自は行方が分からない操縦士の捜索を続け、事故調査を進めた。本格運用に向け、初の飛行隊を新設して間もない事故で、2018年12月に100機を超える大量取得を決めた政府方針に影響するのは必至だ。世界初の事故に米軍も艦艇を派遣して捜索に協力する異例の対応を取った。同型機を配備する各国に波及する可能性もある。

 空自によると、操縦士の40代の男性3等空佐が事故直前に「訓練中止」を無線通信で伝えた以外、原因を示唆する記録はない。現場周辺の海域は約1500メートルと深い。