朝鮮紀行

ソウルの町並みと悪臭

バードは本書の中で、1894年の訪問時のソウルに関して、道は牛がすれ違えないほど細く迷路のようであり、

家から出た汚物によって悪臭が酷く、北京を見るまで「ソウルこそこの世で一番不潔な町」だとし、

「紹興へ行くまではソウルの悪臭こそこの世で一番ひどいにおいだ」

「都会であり首都であるにしては、そのお粗末さは実に形容しがたい」と記している