防衛省が配備を計画する陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐり、配備候補地の陸上自衛隊むつみ演習場(山口県萩市)に隣接する同県阿武町の住民団体が17日、花田憲彦町長らに計画撤回を国に求めるよう申し入れた。
 
団体によると、同日現在の会員数は約1400人に上り、同町の有権者約3000人の48.1%を占める。町民の反対が鮮明になっており、吉岡勝会長(65)は「防衛省が適地かどうか発表する前に思いをしっかり伝えてほしい。会の総意をもって要請する」と求めた。
 
花田町長はこれまでに配備反対を表明しており、申し入れを受け、「大きな数字になって大変驚いた。これだけの熱い思いを伝えることが求められている」と述べ、近く防衛省を訪問する意向を示した。

2019年04月17日15時58分 時事通信
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