https://jp.reuters.com/article/nissan-ghosn-criminal-charge-idJPKCN1RY082

ビジネス
2019年4月22日 / 06:24 / 9時間前更新
ゴーン日産前会長を特別背任罪で追起訴、オマーンルートで=東京地検
Reuters Staff

[東京 22日 ロイター] - 東京地検特捜部は22日、日産自動車(7201.T)の前会長、カルロス・ゴーン容疑者を会社法違反(特別背任)の罪で追起訴した。また、日産自動車は22日までに、同容疑者を刑事告訴していた。

ゴーン前会長の弁護団は同日、東京地裁に保釈を請求した。弁護団の1人である弘中惇一郎弁護士によると、保釈に関する決定は23日になる見込み。

起訴状によると、ゴーン前会長は2017年7月から18年7月にかけて、同社の子会社「中東日産」からオマーンの販売代理店「SBA」に合計1000万ドル(約11億1000万円)を支出させ、そのうち500万ドルをゴーン前会長が実質的に保有するレバノンの投資会社「GFI」名義の預金口座に送金させ、日産に損害を与えたとしている。

一方、日産は刑事告訴の理由について、ゴーン前会長が日産子会社を介して海外の日産車販売会社へ送金した資金が、自らの利益を得るための不正な支出だったことが判明したためと説明。こうした行為は「到底容認できるものではなく、厳重な処罰を求める」としている。
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