ひき逃げと発覚免脱 男の初公判

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190423/8010004914.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ことし1月、高知市の国道で女子高校生を車ではねてその場から逃走したうえ、
飲酒運転中の事故であることを隠すため事故の直後に酒を飲んだとして、
ひき逃げと発覚免脱の罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴された内容を認めました。

起訴状によりますと、高知市朝倉丙の西森俊夫被告(77)は、ことし1月、
高知市の国道で酒を飲んだあと車を運転し、女子高校生をはねて左肩を脱臼させるなどのけがを負わせました。
西森被告は、警察に連絡せずにその場から逃走したうえ、飲酒運転中に起こした事故であることを隠すため、
事故の直後に高知市の駐車場で酒を飲んだとして、ひき逃げと発覚免脱の罪に問われています。

23日に高知地方裁判所で開かれた初公判で、西森被告は起訴内容を認めました。

このあと、検察側は
「被害者がけがをしていることを被告は明確に認識していたのに、その場から逃走した。
その後、飲酒運転で事故を起こしたことが発覚するのを免れるために、
酒を飲んで自分の体内にアルコールを入れるという隠蔽工作に及んでいて、
悪質極まりなく、強い非難を免れない」
などと指摘し、懲役1年4か月を求刑しました。

一方、弁護側は、西森被告が起訴された内容を認めて反省していることなどから、
執行猶予付きの判決を求めました。

この裁判の判決は来月14日に言い渡されます。

04/23 18:11