読売新聞オンライン 2019/04/23 14:25
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190423-OYT1T50199/

 大分大(大分市)は23日、今後の教員選考で非喫煙者を優先的に採用すると発表した。
喫煙者を採用する場合には、採用後、産業医の禁煙指導を受けさせるという。

 発表によると、3月下旬、教員選考の基本方針に「非喫煙者を優先して選考する」と規定した。
採用面接で喫煙の有無を聞き取る。職員採用でも同様の対応を取る。

 大分大では、2011年4月、全3か所のキャンパスを屋外も含めて全面禁煙とした。
12年には「大分大学禁煙推進宣言」を制定。教職員の服務ハンドブックには受動喫煙防止の規定を盛り込んだ。

 北野正剛学長は「基本的に喫煙者は採用しない。無煙環境の推進、健康意識の向上に努めたい」と語った。

 国立大では、長崎大(長崎市)が喫煙者を教職員に採用しない方針を示している。