https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190506/k10011907041000.html

NY株価大幅下落 トランプ氏発言で 連休明け東京市場に影響か
2019年5月6日 23時08分米中貿易摩擦

週明け6日のニューヨーク株式市場は、米中の貿易交渉をめぐってアメリカのトランプ大統領が中国からの輸入品への関税の大幅引き上げに言及したことで、ほぼ全面安となり、ダウ平均株価は前の週に比べて400ドルを超える大幅下落で取り引きが始まりました。

トランプ大統領の中国への関税強化の発言を受け、週明けのアジア市場やヨーロッパ市場で株価は大きく下落していますが、ニューヨーク市場でも、関税が引き上げられればアメリカの国内産業や世界経済への打撃は避けられないとして多くの銘柄に売り注文が集まり、ほぼ全面安となっています。

ニューヨーク株式市場は東京市場が休みだった先週、好調な企業決算などを背景に値上がり基調で推移していましたが、市場関係者は「楽観的に見ていた米中交渉についてのトランプ発言は『ネガティブ・サプライズ』、予想しないもので、10連休明けの東京市場に影響を与えることは避けられないのではないか」と話しています。