文大統領 G20で「安倍首相と会談できれば良い」

 【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は就任2年を翌日に控えた9日夜、KBSの特集対談番組に出演し、来月に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するとして、「安倍晋三首相と会談できれば良いことだと思う」と述べ、安倍首相との首脳会談の推進に期待を示した。

 文大統領は冷え込んでいる日本との関係について、「韓日関係は非常に重要で、今後、一層未来志向に発展していくべきだと思う」と言及。
 ただ、「過去の歴史問題がときに両国関係の発展を妨げているが、決して韓国政府がつくり出している問題ではない」とし、「過去に存在した不幸な過去があり、韓日(請求権)協定は締結されたが人権意識が高まり、少しずつ傷が表に出ている」と指摘した。

 その上で、「日本の政治指導者たちが過去の歴史を国内政治問題として扱い、両国の未来志向の発展の足を引っ張っている」として、「この問題のため、未来志向の協力関係が損なわれないよう、両国政府が知恵を集める必要がある」と強調した。

 天皇の訪韓が推進されているかどうかに関しては「違う」としながらも、「新天皇の即位を契機に韓日関係が発展してほしいという希望を持っている」と述べた。

聯合ニュース 2019.05.09 22:28
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190509005400882