違法な長時間労働、アニメ制作会社に是正勧告
産經新聞 2019.5.17 18:54
https://www.sankei.com/affairs/news/190517/afr1905170029-n1.html

 アニメ制作会社「マッドハウス」(東京都中野区)が社員に違法な長時間労働をさせたなどとして、
新宿労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが17日、分かった。勧告は4月17日付。

 同社は日本テレビの子会社で、テレビアニメ「ちはやふる」や映画「サマーウォーズ」などの人気作品を制作。
関係者によると、「制作進行」担当の男性社員に労使協定で定めた月60時間の上限を超え、
少なくとも100時間の時間外労働をさせたほか、残業代の未払いがあったという。

 男性社員は最大で月の労働時間が393時間、37日間の連続勤務など違法な長時間労働の結果、
過労で帰宅途中に倒れ、救急搬送されたと主張。会社側に改善を求めている。

 マッドハウスは「労基署の指摘に従い、適正に対処していく」とコメントしている。