埼玉県熊谷市にある鉄道の車両基地で、SLなどを間近で見学できる催しが開かれ、家族連れや鉄道ファンでにぎわいました。
熊谷市で開かれた「わくわく鉄道フェスタ」は、埼玉県北部に路線を持つ秩父鉄道がたくさんの人に鉄道に親しんでもらおうと、毎年、この時期に開いています。

18日はふだんは入れない車両基地が特別に公開され、大勢の家族連れや鉄道ファンがさまざまな体験や見学ができるコーナーを楽しみました。

このうち秩父鉄道で今も運行されているSLの展示コーナーでは、小学生などが自分の背よりも大きい動輪などを布で磨く体験をしたり、運転台に入って中の様子を見学したりしていました。

また、電気機関車の運転台の乗車体験コーナーや、鉄道車両を別の線路に水平移動させる「トラバーサー」と呼ばれる装置に乗れるコーナーもあり、家族連れなどが鉄道の魅力を体感していました。

さいたま市から来た小学2年の男の子は「SLを磨いてピカピカになったのでうれしかったです。将来はSLの運転士になりたいです」と話していました。
NHKニュース
5月18日 15時45分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190518/k10011920761000.html