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復興願い「お田植え祭」 阿蘇市で高校生ら早乙女姿
2019/5/18 20:30 (JST)
©株式会社熊本日日新聞社

 熊本地震からの復興を願う「お田植え祭」が18日、阿蘇市小里の水田であり、小雨の中、早乙女姿の阿蘇中央高生や親子連れらが苗を手植えして祈りを込めた。

 東日本大震災を機に全国各地で復興イベントを展開する「FUJISAN地球[ちだま]フェスタWA」(本部・山梨)の実行委員会の主催で、3回目。地震後の2017年に阿蘇市が開催地となったことから、毎年開いている。

 約100人が参加。神事の後、早乙女姿の高校生や親子が一直線に並んで植えた。

 早乙女役の同校3年、東愛理さんは「少し寒かったけど、授業の実習も思い出しながら、心を込めて植えました」。事務局長の布井吉治・熊本菓房社長(69)は「自然への感謝の気持ちを子どもたちに伝えていくためにも、今後も各地で開いていきたい」と話した。(中尾有希)