自動車主要8社が30日発表した4月の国内生産台数は、前年同月比5・0%増の77万4008台だった。新型車に力を入れたトヨタ自動車などが伸びた。一方、日産自動車は北米や欧州向けが不振で26・8%減の5万6715台と大幅に減少した。

 トヨタは16・3%増の29万4134台だった。北米向けの新型「カローラ」などが増加した。人気車種が好調なホンダは15・8%増だった。マツダは4・2%増で、5月24日に発売した新型「マツダ3」が寄与した。

 日産は北米などでの値引き販売を見直しており、当面は欧米での販売減を予想している。

https://www.daily.co.jp/society/economics/2019/05/30/0012379604.shtml