ウナギ稚魚の国内採捕量過去最低 19年漁期、輸入で確保

 シラスウナギ稚魚の2019年漁期(昨年11月から今年4月までの暫定値)の
国内採捕量が3.6トンとなり、6年ぶりに過去最低を更新することが30日、
分かった。夏の需要期に向けて輸入で一定の数量を確保するため、
価格への影響は限定的とみられるが、絶滅も危ぶまれているだけに
資源管理面での国際的な視線は厳しくなりそうだ。

 漁期は一般的に4月末まで。一部地域では5月も続けるため最終的な採捕量は
変動する可能性があるが、過去最低だった13年漁期の5.2トンを下回るのは
確実だ。

 ウナギ稚魚の採捕量は1970年代後半には国内で50トン前後あったが
長期的な減少傾向が続く。


一般社団法人共同通信社(2019/5/30 17:51)
https://this.kiji.is/506747666792268897?c=39546741839462401

ウナギの稚魚シラスウナギ(第11管区海上保安本部提供)
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