大阪府吹田市の大阪府警吹田署千里山交番前で警察官が刺され拳銃が奪われた事件で、大阪府警の石田高久本部長は20日、被害にあった古瀬鈴之佑(こせ・すずのすけ)巡査(26)について、「当初は命の危険もあったが、適切な治療と本人の強靱(きょうじん)な体力のおかげで順調に回復に向かっていると報告を受けている」と明らかにした。

 古瀬巡査は左胸に包丁が刺さった状態でみつかった。左胸の刺し傷は深さ11センチで、肺を貫通して心臓まで達していた。この傷を含めて太ももや腕などに7カ所以上の刺し傷や切り傷があった。

 石田本部長は「古瀬巡査に心温まるお見舞いの言葉をいただいている。府警全職員が一日も早い回復を願っている」と語った。

 事件では、府警が交番防犯カメラに写った不審人物の画像を早期に公開。市民から多くの情報が寄せられており、石田本部長は「改めてお礼を申し上げる」と感謝の意を示した。

2019年6月20日 17時37分
産経新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/16650506/