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「平和条約締結望む」=首脳会談前にロシア大統領
2019年06月21日05時50分


20日、モスクワで、記者団に話すロシアのプーチン大統領(EPA時事)
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 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は20日、今月末の大阪での20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて開催予定の安倍晋三首相との首脳会談を前に「シンゾウもわれわれも皆(日ロ関係の)完全な正常化と平和条約締結を望んでいる」と述べた。国民とのテレビ対話後、記者団に語った。

 プーチン氏は日ロ首脳会談では「対話の継続」を期待していると表明。「何度も言っているが、ロシアは最終的な関係正常化を望んでいる。日本国民もロシア国民も関心があるし、われわれもこれを目指すつもりだ」と強調した。

 一方で平和条約交渉が進展すると「最終決断が先送りされるような問題がたびたび起きる」とも述べ、交渉の難しさもにじませた。プーチン氏は北方領土問題を含む平和条約交渉をめぐり、日米の軍事協力が障害となっているとの考えをたびたび示している。