NASA、土星の衛星タイタンを探査へ 生命の謎探る 26年に探査機打ち上げ
毎日新聞 2019年6月28日 10時57分(最終更新 6月28日 10時57分)
https://mainichi.jp/articles/20190628/k00/00m/040/067000c

 米航空宇宙局(NASA)は27日、土星の衛星タイタンを無人探査機「ドラゴンフライ」で探査すると発表した。
2026年に打ち上げ、34年に到着する予定。
メタンなどの有機物や水があり、原始の地球に似ているとされるタイタンで生命誕生の謎を解くヒントを探る。

 「トンボ」の名前を持つ探査機は、ドローンのように回転翼で飛び回る。
砂丘などに着陸して試料を採取し、成分を分析する。
生命体がかつて存在したり、今も生き続けていたりすることを示す化学物質も探すという。

 タイタンには、窒素を主成分とする分厚い大気があり、メタンの雨が川や湖をつくっている。(共同)

◇ 土星の衛星タイタンを調べる探査機ドラゴンフライの想像図(NASA提供・共同)
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