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韓国外交部局長が訪日へ 日本側との協議は不透明
2019.07.10 19:53

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長が近く日本を訪問することが分かり、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長との局長級協議が開催されるか注目が集まっている。

 外交部当局者は10日、日本の各地方に駐在する総領事などが参加する公館長会議が12日に新潟で開かれ、同会議に出席するため金氏が訪日すると明らかにした。南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使の赴任を機に開催されるという。

 海外で公館長会議が開催される際には、本国から担当局長などが出席し、通常、同地のカウンターパートと面談する。1月31日に日本で公館長会議が開催された際にも、当時東北アジア局長だった金容吉(キム・ヨンギル)氏が会議に出席するため日本を訪問し、韓日局長級協議が行われた。
 ただ外交消息筋は「韓日局長級協議については何も決まっていない」としており、今回の公館長会議に合わせて局長級協議が開かれるかどうかは不透明だ。
 韓国政府は局長級協議を開催し、日本が韓国に対する輸出規制を強化したことの不当性を強調するとともに、解決策を探ることを求めているが、日本が応じない可能性もある。
 韓国と日本は、昨年末から1〜2カ月に1回、定期的に局長級協議を行っており、前回は先月5日に東京で開かれた。
 一方、公館長会議では日本の輸出規制で大きく悪化した両国関係の状況を点検し、日本国内の世論の動きについて意見を交換するほか、関係改善策などを幅広く議論すると予想される。