日本食レストランで珍しい火災相次ぐ、「天かす」が自然発火 米国
AFP 2019年7月17日 13:37 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]
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米ウィスコンシン州マディソンの日本食レストランの焼け跡。米アルコール・たばこ・銃器取締局提供(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and Explosives
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【7月17日 AFP】米国の日本食レストランで風変わりな火災が相次ぎ、珍しい原因が指摘されている。消防当局によると、火元となったのは天ぷらを揚げるときに生じる「天かす」で、扱いを間違えると自然発火するという。

 ウィスコンシン州マディソン(Madison)市の消防当局は、市内の日本食レストランで今年発生した火災2件について、料理人が小麦粉を油で揚げて天かすを作った後、それを冷ますために放置したことが原因だったとしている。

 同局は安全に関する告知の中で、「大豆油やキャノーラ油をはじめとする食用油は、特定の条件下で自己発熱する性質で知られている」「天かすは調理の過程で加熱された後、冷ましながら余分な油を落とすためにボウルやざるの中に入れられるので、熱を逃がしにくくなる。こうした状態が火災が起きる環境を生み出すことがある」と説明した。