米南部で乱射、20人死亡 ネットに声明「移民は有害」
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ニューヨーク=藤原学思 2019年8月4日09時08分
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銃乱射事件のあった米テキサス州エルパソのウォルマートで3日、店から出る買い物客ら=ロイター
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 米南部テキサス州エルパソの小売店、ウォルマートで3日午前10時半(日本時間4日午前1時半)ごろ、銃の乱射事件があり、地元警察によると20人が死亡、26人が負傷した。地元警察は同州に住む白人のパトリック・クルシウス容疑者(21)を逮捕し、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性も視野に捜査している。

 現場はメキシコとの国境から北東に4キロで、主に店内で乱射があった。ABCテレビによると、死傷者は2〜82歳。警察は使用された銃器を「ライフル銃とみられる」としている。

 警察によると、クルシウス容疑者は事件直前に「犯行声明」をインターネット上に投稿。ネット上に出回っている4枚の犯行声明は「移民は米国の未来にとって、ただただ有害にしかなりえない」などと中傷。警察はこれが憎悪犯罪にあたるとみている模様だ。

 声明はまた、ニュージーランド(NZ)のクライストチャーチでイスラム礼拝所(モスク)にいた51人が犠牲になった銃乱射事件の被告を「支持する」と表明。NZの事件でも犯行声明が出されており、模倣したとみられる。

 さらに声明では「これはヒスパ…

https://www.asahi.com/articles/ASM84232JM84UHBI002.html?iref=com_inttop_namerica_list_n