金融市場で日銀による追加緩和の次の一手がマイナス金利の深掘りになるとの見方がじわり広がってきた。米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げが有力視されるなか、円高圧力に対抗するため日銀も利下げせざるを得ないとの見立てだ。ただ副作用の強さから2016年の導入後は「劇薬」の再投入を封印してきた。円高抑止力にも疑問符がついており、発動までは距離がありそうだ。

19日の東京外国為替市場で円相場は、今週末のF…

日本経済新聞 2019年8月19日 22:06
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48721740Z10C19A8EN2000/