※カワハギ煮だ

【ニューヨーク=村山誠】国連のグテレス事務総長は23日、アフリカ開発会議(TICAD)出席のため訪日するのを前に、国連本部で日本メディアのインタビューに答えた。韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて、「地域の安定のため両国が困難を解決することが望ましい」と述べ、日韓両国に関係改善を促した。

 グテレス氏は、北朝鮮が短距離弾道ミサイルなどの発射を続けていることに懸念を示し、「朝鮮半島の非核化のため米朝間の交渉再開が急務で、実現のためサポートしていく」とした。

 また、今月2日に米露の中距離核戦力(INF)全廃条約が失効したことに関連して、2021年に期限切れとなる新戦略兵器削減条約(新START)延長の交渉を始める必要性を強調したうえで、「すべての国が軍縮に協力していく必要がある」と警鐘を鳴らした。

 グテレス氏は、28日から横浜市で開かれるTICADで、オープニングセッションのほか気候変動などに関する会合に参加する。「アフリカ諸国の持続可能な開発目標(SDGs)達成には、日本とアフリカの協力が欠かせない」と会議の成果に期待を示した。

8/24(土) 11:18
読売新聞オンライン
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