サウジアラビアの石油関連施設への攻撃に小型無人機=ドローンが使用されたことについて、防衛省は今後、同様の攻撃が増えるとみて、さらに対策を研究していくことにしています。

サウジアラビアで起きた石油関連施設への攻撃では、巡航ミサイルに加え小型無人機=ドローンが使われ、1200キロ以上飛行した可能性も指摘されています。

防衛省はドローン対策として、すでに来年度予算案の概算要求に妨害電波を発信して飛行できなくする装置や、網で捕獲する機材の取得に向けた費用を盛り込んでいます。

ただ海外では、多数のドローンを一度に飛ばして都市や航空機を攻撃する技術の開発も進められていて、河野防衛大臣も「価格が安く、レーダーにも映りにくい」として、ドローンの軍事利用は一層進むという見方を示しています。

こうしたことから、防衛省内では、サウジアラビアと同様の攻撃が今後増えるとみていて、国内の防衛のためさらに対策を研究していくことにしています。

NHKニュース 2019年9月23日 13時42分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190923/k10012095201000.html
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