【H-IIBロケット8号機】移動発射台で発生した火災の原因の調査結果判明

2019/09/23

ライター・大塚実GO氏
https://twitter.com/ots_min/status/1176066019216900096?s=21
https://twitter.com/ots_min/status/1176066215065731072?s=21
https://twitter.com/ots_min/status/1176067301344333824?s=21
https://twitter.com/ots_min/status/1176068105404964864?s=21

H-IIBロケット8号機の移動発射台で発生した火災の原因だが、調査の結果、MHIが推定したメカニズムは以下の通り。
1.ノズル脇の排出口から液体酸素が滴下
2.それが壁面にかかり、耐熱材が帯電
3.同時に、冷却によって耐熱材にひび割れが発生
4.静電気が内部に放電し、断熱材が発火
(続く)

https://pbs.twimg.com/media/EFI5z4kUwAAFIeP.jpg

5.耐熱材に穴が開き、断熱材が激しく燃焼
6.上から液体酸素の滴下が続き、燃焼が継続

メインエンジンが2基あるため、H-IIB用の移動発射台(ML3)には、排出した酸素が壁に当たりやすいという特有の事情があった。H-IIA用のML1は壁面まで遠いので、同様の問題は起きにくい

鋼板を保護する断熱材と耐熱材は、3号機から使うようになったとのこと。ではなぜ今回の8号機に限って発火したのかということだが、どうも無風に近かったことが原因として考えられるらしい(今回は1m/s程度)。今まではもっと風が強かったので、滴下した酸素が散っていたと
(以下ツイート続きあり)
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)