茨城県境町の住宅で会社員小林光則さん(48)とパート従業員の妻美和さん(50)が殺害された事件で、犯人が1階の部屋に立ち入った形跡がないことが、 
捜査関係者への取材で26日、わかった。夫婦らが寝ていた2階に直接向かったとみられ、県警は、犯人が家の内部を知っていた可能性もあるとみて調べている。

 事件当時の2階には、寝室に夫妻が、子ども部屋に長男(13)と次女(11)が、それぞれ寝ていた。1階で寝ていた長女(21)は、事件について
「物音とサイレンの音で気づいた」と話しているという。

 これまでの調べで、事件当時は、1階と2階の窓などに無施錠の場所が複数あったことがわかっている。
犯人の詳細な侵入ルートは判明していないが、県警は1階から入った可能性が高いとみている。ただ、その1階に物色された跡はなく、取られたものも確認されていないという。

 こうしたことから捜査幹部は、犯人が小林さん宅の間取りなどを知っている人物だった可能性もあるとみている。

 一方で、子ども部屋で寝ていた長男は「襲ってきたのは知らない男のようだった」とも話しており、県警は慎重に調べている。

朝日新聞社

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現場のイメージ
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