熊本市の小学校で、全校児童を対象に行ったいじめに関する調査文書がそのまま図工の授業で再利用されていたことがNNNの取材でわかった。

これは2日、熊本市の小学校で子どもたちが授業で使った文書。「心とからだの健康観察より」というタイトルの横に「マル秘」の文字も記載されている。1年生から6年生まで全てのクラスで行われたいじめに関する調査結果がまとめられていて、「つねられた」「たたかれた」といった内容や子どもたちの実名がそのまま書かれている。

この書類は図工の工作用紙として使われたという。

保護者は取材に対し、「何かの間違いではないかと思った。学校に不信感を覚える」などと話している。

この小学校では3日午後、教頭や教諭が保護者の家を訪れて謝罪したという。

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