浜松市が台風19号の接近した12日夕方に市内のブラジル人らに向けて配信したポルトガル語の防災情報メールが、川への避難を促すようにも読み取れる内容となっていたことが17日の市への取材で分かった。自動翻訳による文法上の誤りが原因。影響はなかったという。
 市が提供する「防災ホッとメール」の緊急情報として、12日夕方に高塚川周辺や馬込川、芳川、安間川周辺に避難勧告が発令されたことを知らせるメールを2通流した。しかし、英語訳を基にした自動翻訳で、ポルトガル語訳が「川周辺へ避難するよう勧告が出ました」とも読める内容になっていた。
 市国際課は「休日でポルトガル語に精通した職員が確認できなかった」として、チェック態勢を整える考えを示した。
 配信内容をフェイスブックに掲載していた浜松国際交流協会からの指摘で発覚した。防災ホッとメールは英語とポルトガル語対応で約700人の外国人が登録している。

ソース 静岡新聞
https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/694852.html