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西行で死ぬか、親鸞で生ききるか。それが問題だ。宗教学者・山折哲雄さんの終わり方
構成/岡見理沙 撮影/大岡敦 2019.05.12


日本人の宗教観から日本文化まで、幅広い研究で知られる宗教学者の山折哲雄さん。若い頃からさまざまな病を経験しながらも、87歳を迎えた今年、死生観についての考えを『ひとりの覚悟』(ポプラ社)にまとめました。そんな山折さんに、「自らの終わり方」について、なかまぁるの冨岡史穂編集長がインタビューしました。

冨岡 私たちの中で、どうして認知症は怖いイメージがあるのでしょうか。がんや脳梗塞のような病気とは何が違うのでしょうか。

山折 言葉の問題が非常に大きいでしょう。僕が子どものころは、「ぼけ」という言葉がありました。ぼけというのは日常的に見聞きする言葉で、そういう人が家族の中にもいました。近所でも、葬式の人手が足りないときにすーっと現れる人がいるんだよね。高齢者や精神障害者のような人たちなんだけど、そういう人たちも共同体のメンバーとして受け入れられていた時代がありました。
(リンク先に続きあり)


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