https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20191114/2000022363.html


関電 第三者委「年内に会見」
11月14日 05時46分

関西電力の経営幹部らが多額の金品を受領していた問題で、この問題を調査している第三者委員会は、年内に記者会見を開く方針を明らかにしました。

関西電力は、経営幹部らが福井県高浜町の元助役からあわせて3億円を超える金品を受け取っていた問題が発覚し、10月、社外の弁護士による第三者委員会が発足し、調査を始めています。

第三者委員会は元検事総長の但木敬一弁護士ら4人で構成されていますが、年内にそろって記者会見を開く方針を明らかにしました。

ただ、委員会としては中途半端な段階で調査を打ち切ることはできないとすでに説明しており、年内に調査を終えられるかどうかは依然不透明な状況です。
このほか委員会では、およそ2万人いる関西電力のすべての社員を対象に取引先から1万円以上の金品を受け取ったことがあるか、申告するよう求めています。

また、元助役が顧問を務めていた建設会社「吉田開発」など、外部の企業にも調査範囲を広げる方針です。
NHKの取材では関西電力と元助役との関係は1970年代から始まっていたことが分かっており、第三者委員会がどこまでさかのぼって調査を行うのかが焦点となりそうです。