あなたの会社にストッキングの色まで指定する規則が、もしもあったらどう思いますか?
そんな規則、本当にあるの?と思うかもしれません。
でも、あるんです。
それは会社ではなく、ある高校の校則。
「校則だから、しかたないんじゃないの」
「昔からそんな問題はあるって」
そんな声も聞こえてきそうですが、ちょっと事情が違うようです。
(岐阜放送局記者 吉川裕基)





謎のルール

ある日のこと、1本の電話がありました。


「寒冷地の高校で、生徒たちが黒いタイツをはかせてほしいと学校に訴えているんだけど、なかなか認めてくれない」


状況が飲み込めなかった私。

さらに話を聞くと、その高校では女子生徒は “ベージュ色に限って認める” という校則があるため、黒はダメだというのです。

寒いからタイツくらい認めれば、いいんじゃないか。

校則で決められているなら、それなりの理由があるのでは。

そもそも校則でタイツの色まで決めるの?


そう思った一方で、ふと中学時代の記憶がよみがえりました。
それは、私たちのクラスで “黙食” と呼んでいた「謎のルール」。
昼食を黙って食べるというものです。
「楽しく話しながら食べたい」という生徒の声に、教師は「黙って食べろ」と一喝。
何かがおかしいと思いながらも、「先生の言うことには従っておいたほうがいい」「その程度のことで怒られるのもばかばかしい」と、多少の違和感があったことを思い出しました。

2019年12月12日 18時35分 NHK 全文は↓で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191212/k10012210831000.html