“超高級魚”アラ盗まれる

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20191213/5000007046.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

主に高級料亭に流通し、一般にはなかなか出回らない超高級魚として知られるアラ。
県内では、天草で主にはえ縄や1本釣りでとられていますが、今月初め、
重さおよそ10キロのアラが、苓北町の漁港に止めた漁船のいけすから
生きたまま盗まれる被害がありました。

天草漁協によりますと、今月5日、苓北町にある富岡漁港で、漁師の福島築廣さん(67)が
船のいけすで生かしていた体長1メートル、重さおよそ10キロのアラがいなくなっているのを、
福島さんが見つけ警察に相談しました。

アラは福島さんが前日にはえ縄漁で釣り上げたもので、いけすから網ですくわれ盗まれたとみられています。
福島さんが最後に生けすを確認した4日夜7時半ごろには、異常がなかったということで、
市場に出荷しようと船に乗り込んだ翌朝5時半に盗まれているのに気づいたということです。

アラはハタ科の大型の魚で、関東などではクエとも呼ばれ、冬場は高級料亭などで「アラ鍋」として鍋で使われます。
相撲の九州場所が開かれる11月頃には価格が高騰し、仕入れ値で
キロ1万円を超える高値で取引されることもある超高級魚です。

魚の盗難にあった福島さんは「53年漁師をしてきて魚の盗難は初めてです。
いなくなったとわかったときは力が抜けて、頭が真っ白になりました。歯がゆくてくやしい。」
と話していました。

12/13 15:51