受刑者に熱湯をかけて“やけど”を負わせるなどした京都刑務所の元看守の男に対し、京都地裁は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。

 判決によりますと、京都刑務所の看守だった奥風佑太被告(33)は、今年3月に刑務所内で受刑者に洗剤の容器に入れた熱湯をかけて全治15日のやけどを負わせた他、別の受刑者に土下座や「でんぐり返し」をするよう指示しました。奥風被告は京都刑務所で行われた調査に対して、「甘く見られたくなかった。自分の言う事を聞かせようと思った」と話し、今年7月に書類送検されていました。

 12月13日の判決で、京都地裁は「被害者らの人格を無視した卑劣なものというほかない」とする一方、「被害者らと示談を遂げ、反省の態度を示している」として、奥風被告に懲役2年6か月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

12/13(金) 17:19配信 MBSニュース
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