愛媛県のPR戦略で、県民が「まじめ」だと紹介する動画の一部の表現が不適切で動画配信を中止すべきだという意見が出ていることについて、中村知事は、記者会見で、配信を中止する必要はないという認識を示しました。

愛媛県が行っているPR戦略・「まじめえひめ」の動画で、県民の「まじめさ」をあらわすデータだとして取り上げられている、介護や看護の時間が長いことや彼氏がいない独身女性が多いといった点は不適切だとして、一部の県議会議員などが動画配信の中止を求めています。

これについて中村知事は24日の記者会見で「県議会議員も1人だけなので、県議会全体の意見かといえばそうではない」と述べました。

そのうえで「いろいろな意見があっていいのではないか。『まじめえひめ』にはユーモアの精神もあり、主張を押しつけるものでもない」と述べ、動画配信を中止する必要はないという認識を示しました。

また今後の「まじめえひめ」の取り組みについて、中村知事は「この1件で、おかげさまで動画の再生回数が増え、認知度が上がったので、取り組みをさらに進化させていきたい」と述べました。

12月24日 18時57分 愛媛 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20191224/8000005295.html
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