屋久島町長の航空券疑惑で要望

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20191224/5050008871.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

屋久島町の荒木耕治町長が出張の際の航空券を割り引きされた安い航空券に買い直して、
その差額を得ている疑いがあるとして、24日、屋久島町の住民らが町に対し、
町長が公務で使用した航空券の搭乗記録などの情報を開示するよう要望しました。

要望を行ったのは屋久島町議会の真辺真紀議員と住民2人です。
24日、屋久島町役場で町の総務課長に要望書を手渡し、文書での回答を求めました。

今回の要望では荒木町長が65歳になった平成28年3月からこれまでに、
出張で利用した航空会社の搭乗記録などの情報公開を求めています。
荒木町長をめぐっては公務で東京などに出張する際、屋久島町が事前に用意した航空券を払い戻した上で、
あたらめてシルバー割り引き運賃が適用された安い航空券を買い直して、
その差額を得ているのではないかという指摘が先の町議会で出されました。

町議会では強い調査権を持ついわゆる「百条委員会」を設置するよう求める議案が出されましたが、採決の結果、否決されました。

要望活動のあと会見した住民代表の鹿島幹男さんは
「町長が証拠を出して自ら身の潔白を証明してくれないため、要望せざるをえなくなった。
住民には知る権利があるので開示すべきだ」と話しました。

また、同席した真辺議員は「ほおっておいていい問題ではなく、警察に捜査をお願いして、
真相を究明してもらいたい」と述べ、刑事告発する方針を示しました。

一方、屋久島町は航空会社に問い合わせて開示できるか確かめたうえで、今後の対応を検討したいとしています。

また、荒木町長は今回の要望について
「大変不徳の致すところです。再度自分でも調査しているため、結果は必ず町民に報告させていただきます」
というコメントを屋久島役場を通して出しました。

刑法に詳しい志學館大学法学部の杉山和之准教授は、今回の疑いが事実だった場合、
刑事罰に問われる可能性があると指摘しています。
杉山准教授は「故意に差額を受け取っていたとすれば、航空券の名義が
町か町長かによって変わってくるが、業務上横領や詐欺の罪にあたる可能性がある。
もし事実だとすれば、町は被害届を出すなどの対応を取るべきではないか」と話しています。

12/24 17:26