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「自分の主張を貫き通す美学?」「命乞いのパフォーマンス?」植松被告の初公判 有識者はこう見た

相模原事件の植松聖被告の初公判が8日に開かれました。法廷での様子を聞いて、この事件に関心を持ってきた有識者たちは何を感じたのでしょうか?

2020/01/08 11:54
Naoko Iwanaga
岩永直子 BuzzFeed News Editor, Japan

相模原市の知的障害者入所施設「津久井やまゆり園」で元職員の植松聖被告(29)が入所者19人を刺殺し、職員を含む26人に重軽傷を負わせ、殺人罪などに問われている相模原事件。

1月8日に横浜地裁で裁判員裁判の初公判が開かれた。この事件に関心を寄せてきた著名人は初公判をどう受け止めたのか、話を聞いた。

初公判の内容は?

NHKなどによると、植松被告は起訴事実について認め事実関係に争いはないが、弁護人は、植松被告には精神障害があり、障害の影響で刑事責任能力が失われていたか、著しく弱っていたとして無罪を求めている。
一方、検察側は「弁護士は被告の責任能力が大麻精神病や妄想性障害などの強度の影響下にあって、心神喪失か心神耗弱だと主張しているが、検察は完全に責任能力があったと主張する」と述べた。

その直後、謝罪の言葉を述べた植松被告が暴れだすなどしたため、開始20分ほどで傍聴人が全て法廷の外に出される事態となり、午後まで一時休廷となった。
これから3月16日の判決まで集中して開かれる裁判で、事件の謎はどれほど解明されるのか?
自分が否定した心神喪失者とされた弁護方針への葛藤?
植松被告への面会を重ね、知的障害者の命を無用とした植松被告に疑問をぶつけてきたノンフィクションライター、渡辺一史氏はこの日、植松被告が刑務官に取り押さえられ、予定より早めに閉廷したため、午後からの傍聴の機会を逃した。
(リンク先に続きあり)