生活保護費を不正受給していたとして、埼玉県の川越署は20日、詐欺の疑いで、川越市砂新田、無職の夫(70)と家政婦の妻(71)を逮捕した。

逮捕容疑は2016年4月〜同9月の間、川越市生活福祉課職員に対して、就労収入があったにもかかわらず、その事実を隠して、収入を過少に記載した報告書を提出するなどし、生活保護費計約82万円をだまし取った疑い。

同署によると、翌17年、同市が生活保護費算出のため聞き取り調査を行い、妻が定期的に収入を得ていたことが判明。同年5月、署に相談。昨年10月、署に告訴していた。逮捕容疑の半年間で約160万円、月平均26万円を超える収入を得ていた。夫婦は10年10月〜17年4月まで、同市の生活保護費を受給していた。2人は「間違いない」と容疑を認め、不正受給について「生活が楽になるから」と供述しているという。

1/21(火) 6:52
埼玉新聞
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