夜の政治

菅義偉官房長官は18日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症が広がったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」への対応について「すべて終わった後にしっかり検証したい」と述べ、政府として教訓をまとめる考えを示した。

 菅氏はクルーズ船への対応について「今回初めてのことだった。政府としては一人でも多くの方に対応できるように、昼夜問わず、検査などを行ってきた。まずは陽性の方(の症状)が進行しないようにしっかり責任を持って行っていきたい」とした上で、「結果として、良かった点、悪かった点、いろいろあると思うが、しっかり検証し、次につなげていきたい」と述べた。

 大型クルーズ船内での新型感染症への対応は国際的にも異例で、政府内には「検証結果は国際社会とも共有すべきだ」との声もある。【秋山信一】

最終更新 2月18日 19時56分
https://mainichi.jp/articles/20200218/k00/00m/010/267000c