カモノハシのくちばしに似た先頭形状がトレードマークの「700系」車両が3月8日、東海道新幹線での営業運転を終える。

1999年のデビューから20年余り。品川駅の開業に合わせて進んだ高速化や本数増強を支えた。

登場前の走行試験を担当した運転士松井孝行さん(55)は、大事故や死者も出さずに現役を退く愛車に「一時代を築いてくれた」と感謝でいっぱいだ。

現在はJR東海で乗務員の指導役を務める松井さん。

後輩からは700系の引退式典のハンドルを握りたいとの希望をよく耳にする。

指導者の立場で運転士に戻ることはもうないが「やりたくないと言ったらうそになりますね」。

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