「ゲームは1日60分」 依存症対策条例、香川県議会で成立 全国初

 18歳未満のインターネットやゲームへの依存を防ぐことを目的にした「ネット・ゲーム依存症対策条例」が18日午前、香川県議会で可決、成立した。
 「ゲーム時間は1日60分」などと家庭内で守るルールの目安を規定。
 罰則はないが、努力義務として求める。
 同様の条例は全国初で、4月1日施行される。

 条例は依存防止に向けた県や学校、保護者の責務を規定。
 家庭内ルールの目安として▽18歳未満のゲーム時間は1日60分(休日は90分)まで▽小中学生以下は午後9時、高校生などは同10時以降、スマートフォンなどの使用を控える――の2点を示し、子供が守るよう保護者に求める。

 県議会は2019年9月に検討委員会を設け、制定準備を進めてきた。
 「家庭への介入」などと批判もあり、提出した条例案は素案から一部を修正。
 「スマートフォン使用などの制限」を「家庭におけるルールづくり」に、使用時間の「基準」を「目安」にそれぞれ改めた。

毎日新聞 2020年3月18日 11時29分
https://news.livedoor.com/article/detail/17982946/