新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために休業要請を受けたパチンコ店の一部が営業を続け、自治体に苦情が寄せられている。国は23日、要請に応じない店舗名を公表する指針を都道府県に通知。東京都も個別の店舗に直接要請するなど対応を強化する方針だが、店側には「従業員の生活が懸かっている」との声もあり、各店が休業要請に応じるかどうかは見通せない。

 都の休業要請から2週間近くがたった23日朝、東京・秋葉原にあるパチンコ店には、約70人が開店待ちの行列を作っていた。店員が「間隔をあけて整列」と書いた看板を手に誘導し、出入り口に消毒用アルコールを置くなど感染予防対策をとるが、開店した店内はマスクをした客で混雑する「3密」の状態になった。
https://mainichi.jp/articles/20200424/ddm/041/040/096000c