0001首都圏の虎 ★
2020/05/07(木) 21:17:13.00ID:8Jt8Mh/Z9ドイツの死者増加数は日本の9倍超 ピークより半減
ドイツは、欧州主要国の中では新型コロナの感染者数・死者が最も低い水準で推移してきた。だが、日本と比べると、かなり高い水準だ。
WHOの最新レポート(5月5日)で比較すると、ドイツは感染者16万3860人、死者6831人。対する日本は感染者1万5231人、死者521人。
両国の検査体制、検査数は大きく異なるため、感染者数を比較することにはあまり意味がないかもしれないが、100万人当たりの死者数で比較すると、ドイツは82.1人で、日本の4.1人の約20倍に上る。
過去1週間の新たな死者数でみても、ドイツは918人、日本は145人。日本の死者は1日平均約20人に対し、ドイツは1日100人以上の死者が今も出ている。(*1) 人口で補正すると、ドイツの死者増加数は日本の9.6倍となっている。
それでも、ドイツの感染者増加数はピークの4月上旬と比べ5分の1になり、死者増加数もピークより半減した。(*2)
ドイツは厳しいロックダウン措置を解除し、全店舗の営業を認めるものの、社会・経済活動が完全に正常化するわけではない。
各報道を総合すると、互いに1.5メートル以上の距離をとる行動制限、店舗内の人数制限、公共交通機関などでのマスク着用義務は継続される(ロイター通信など)。
ロックダウン解除の背景には、経済への深刻な影響があるとみられる。ドイツの観光業界は3社に2社が倒産の危機に直面。マイナス成長や失業者の増加が予測されている。
最大のバイエルン州が緩和方針を発表するなど、制限緩和に慎重なメルケル首相に圧力がかかっていたようだ。
すでにドイツの制限緩和措置は段階的に行われてきた。
まず、4月20日から書店や小規模の店舗などの営業再開が認められ、学校も5月4日から再開されることになった。さらに、5月上旬から博物館など文化施設、子供の遊び場なども再開されることが決定していた。
他方、日本はドイツなど欧米各国に比べ、重症・死者はかなり低い水準で抑えてきたが、政府は緊急事態宣言の延長(5月7日〜31日)を決定。東京都など都市部の大半で休業や自粛が継続し、学校の休校も延長されることになった。
日本の措置自体はドイツより緩いが(ドイツのロックダウンは市川衛氏の記事も参照)、休業期間はドイツより長期化しつつある。学校もドイツは1ヶ月半で再開することになったが、日本では3月から始まった休校が3ヶ月間続くことになった。
宣言延長・解除の基準が明確でないとの指摘も高まっている。安倍首相は宣言の解除基準を14日までに策定する方針を明らかにしている。
5/7(木) 6:31
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20200507-00177343/
https://rpr.c.yimg.jp/amd/20200507-00177343-roupeiro-000-11-view.jpg