論点 検察幹部の定年延長


政府の裁量で検察幹部の定年を延長できる検察庁法改正案をめぐり、国会の論戦がヤマ場を迎えている。

時に最高権力者の逮捕も辞さないなど「政治権力」とは緊張関係を築き、それが国民の信頼の基盤となっている検察庁。
それだけに、改正案は「検察の独立」を揺るがしかねないという反対論は根強い。どこが問題なのか。

今回の検察庁法改正案の最大の問題は、検察官の定年を引き上げることではなく、
時の政権の判断で、検察首脳の定年や役職定年を引き延ばすことができてしまう点だ。

これは検察を「政治検察」にする暴挙だ。

旧ソ連の独裁者スターリンすら想起する。
https://mainichi.jp/articles/20200515/ddm/004/070/007000c
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9b/CroppedStalin1943.jpg


これこそ不要不急では スターリンを思わせる「政治検察」生む検察庁法改正案
https://mainichi.jp/articles/20200511/k00/00m/010/145000c
「よく安倍政権をヒトラー政権になぞらえる論者がいますが、そうじゃない。
私はむしろ旧ソ連のスターリンを想起する。もちろん政治体制は違うが、陰湿な手法がよく似ている。

すごい法改正が今、なされようとしているのです」とのっけから辛辣(しんらつ)なのは、憲法学者で早大教授の水島朝穂さん。