36人が犠牲となった京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、殺人容疑などで逮捕された青葉真司容疑者(42)が事件直後、駆け付けた警察官に「宇治の京アニ本社に行く」などと話していたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。

 
 青葉容疑者は同日の逮捕後、「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思った」と供述。京都府警は、同容疑者が京アニに強い恨みを抱き、第1スタジオ放火後、京都府宇治市の本社襲撃も計画していた可能性があるとみて調べている。

 青葉容疑者は2019年7月18日、第1スタジオに放火した後、屋外へ脱出。自身も全身に大やけどを負い、路上に倒れ込んだ。

 捜査関係者によると、青葉容疑者はその際、取り囲んだ警察官に「ここで倒れているわけにはいかない。これから宇治の本社に行かないといけない」などと話した。「自分が書いた作品がパクられたからやった。恨みを晴らす」とも繰り返し訴えたという。 

5/28(木) 7:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200528-00000029-jij-soci