https://news.yahoo.co.jp/articles/d6dc78e998f4d7f2604c32e01f93f9a738df5963
 米フロリダ州南部のエバーグレーズ国立公園で、「パイソン・カウボーイ」の異名をもつ男性が、体長約5.2メートルの巨大なビルマニシキヘビを捕獲した。
男性はこれまでにも何百匹ものヘビを捕獲してきたが、最も大きいものでも3メートル程度が普通だった。

巨大ニシキヘビを捕獲したのは、害獣駆除・野生生物保護業を営むマイク・キンメルさん。
エバーグレーズ国立公園に出かけてワニのふんや黒いヘビなどを見つけながら歩き回っていたところで、巨大ヘビに遭遇した。
「心臓がドキドキし始めた」
「大物は以前も捕まえたことがあったが、これは特別大きかった」とキンメルさんは振り返る。

さすがに恐怖を感じたものの、ヘビを素手でつかんで格闘し、腕を噛(か)まれながらも頭部を押さえつけて捕獲することに成功。
自分のボートに運び込んで安楽死させた。
この様子を撮影した動画はユーチューブで公開している。

自宅で測ったヘビの体長はおよそ5.2メートル、体重は59〜68キロほどあった。
フロリダ州魚類野生生物保護委員会によると、同州でこれまでに見つかったヘビは最も大きなもので体長約5.7メートルだった。

外来種のビルマニシキヘビはエバーグレーズ国立公園で1980年代から繁殖するようになった。
今では推定約10万匹が生息し、アライグマ、カワウソ、鳥、ワニなどの在来種が捕食されている。

キンメルさんは、捕獲した巨大ヘビの皮を自身のウェブサイトで売りに出す計画。
「あれほどの大きさのヘビはどんなものでも餌にする。この危険な捕食動物を生態系から排除できてうれしい」と話している。

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