ZMP(東京都文京区)は8月19日、屋内外での搬送が可能な無人けん引車「CarriRo Tractor2・5T」を発表した。同日より受注を開始し、今年12月から出荷を開始する。価格は1台800万円(税別)、5年リースの場合で月額15万2000円(同)。初期セットアップ費用は200万円(同)。

発表会で笠置泰孝事業部長は、「屋外を走行するAGVは磁気ライン誘導型が主流だったが、敷設作業に手間が掛かり、工事費用も多額になるため、屋内以上に設置やルート変更が困難だった」と説明。

同社の新製品は「慣性誘導方式」を採用することで、マッピングをベースとして様々なセンサ情報をもとに自動運転を行うというもの。「磁気ネイルを路面に設置することで、敷設作業やルート変更の手間を最低限に抑え、長距離走行や柔軟なルート設定を可能にしている」という。

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