交通違反者をバインダーで押すなどしたとして、京都府警が宇治署の40歳代男性警部補を所属長注意の処分にしたことが府警への取材でわかった。9月17日付。

府警監察官室によると、警部補は6月中旬、京都府宇治市の国道1号で速度違反の取り締まり中、違反の事情聴取中の男性がスマートフォンで動画を撮影しようとしたため、バインダーで体を押して妨害したとされる。

男性の告訴を受けた府警は9月17日、特別公務員暴行陵虐と強要の両容疑で地検に書類送検した。警部補は「車道に出ようとしていると思い、危険なので止めようとした」と話している。

また、同室は4〜6月頃、部下3人に長時間の叱責しっせきを繰り返したとして、西京署の50歳代男性警部補を同日付で所属長注意とした。

2020/10/02 11:23 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201002-OYT1T50123/