※横になって餅を食べる
韓国裁判所、検察トップの懲戒処分停止 職務復帰、文政権に痛手
2020年12月25日00時41分
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 【ソウル時事】韓国の尹錫悦検事総長が停職2カ月の懲戒処分は不服として、措置の停止を求めた仮処分申請で、ソウル行政裁判所は24日、尹氏の訴えを認め、停職処分の効力を停止する決定を下した。尹氏は職務復帰が可能となった。
 権限縮小を図る検察改革を進める文在寅政権にとって、改革に抵抗する尹氏への停職処分が停止されたのは痛手。尹氏は今後、政府高官に絡む不正疑惑などの捜査に全力を挙げるとみられる。
 尹氏は決定後、司法判断に謝意を示した上で「憲法精神と法治主義、常識を守るため最善を尽くす」と表明した。25日に出勤する。
 尹氏をめぐっては、秋美愛法相が11月、職務上の義務違反など不正疑惑を確認したとして、懲戒を請求。法務省懲戒委員会が今月16日、停職2カ月の懲戒処分を議決し、文大統領が同日、承認していた。尹氏は「不法で不当な措置だ」と反発していた。