一方で、「決して諦めない」というQアノン派もいる。影響力のあるアカウントの一部はフォロワーに、信念を曲げるな、簡単に諦めるなと呼びかけている。

「テレグラム」で人気のチャンネルは登録者13万人に対して、安心するようなだめている。本当はまだ舞台裏でトランプ氏と「Q」のチームが、事態を掌握しているのだと。そして「ディープ・ステート」の悪事は「今後4年間の内に暴露されていく」のだと。

中には、バイデン氏就任で「性急に」Qアノンを疑うようになった人たちへの批判も出ている。

たとえば、バイデン新大統領は実は本人が「まだ気づかないうちに」、軍施設に収監されて、囚人として政権を運営しているのだという説もある。

(中略)

やがて就任式の日が終わりに近づいたころ、Qアノン信奉者のコミュニティーはまだ困惑していた。

疑問だらけなので、「Q」の投稿を待ち続けると言う人もいた。「Q」は大統領選当日以降、ほとんど沈黙していた。

トランプ氏が間もなく何か自分たちに直接、語りかけてくれるはずだと期待する人たちもいた。

今なお、相当数のQアノン派が信念を曲げず、諦めるな、信じるのをやめるなとお互いを励ましあっている。

この運動がこれからどこへ向かうのか、予測するのは難しい。

しかし、Qアノンは、世界を支配する国際的な犯罪者集団を阻止できるのは自分たちだけだと、何十万もの人をだました運動だ。これが一晩にして消えてなくなるわけがないと、陰謀論の専門家や研究者の一部は見ている。

過激主義の研究者マークアンドレ・アルジェンティノ氏は、「Qアノンの空間を出られるようになるまで、(信奉者は)脅威であり続ける」とツイッターで書いた。

「Qアノンがなくても、『Q』がいなくても、トランプがいなくても、この人たちがQアノンを信じるようになった、そうさせた核となる要素は残る。なのでこの人たちは、陰謀論を信じる自分のものの考え方や、自分の反・民主主義的な理想のはけ口を、何かほかに見つけずにはいられないはずだ」

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-55777700
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