2022年北京冬季オリンピック、パラリンピックまであと1年となり、習近平国家主席はこの重要な時期に開催される世界的なスポーツの祭典に大変注目し、冬季五輪の準備への先進的な科学技術の応用を重視し、ウインタースポーツにも科学技術の革新が必要であると繰り返し強調しています。

 これを受けて、北京冬季五輪会場には先進的な科学技術が随所に取り入れられています。例えば工業施設の跡地を再利用した「首鋼スキージャンプ台」、延慶にあるそり館、世界初の超臨界二酸化炭素(CO2)の冷却を利用したスピードスケート館、首都体育館など一連の新築または改築された競技場はCO2排出量がゼロに近い状態を実現しています。

 中国では歴史上、ウインタースポーツは山海関より南では行わないとされてきましたが、2017年に張家口市競技区を視察した習主席は「わが国ではまだ普及しておらず、レベルもまだ高くないウインタースポーツを北京冬季五輪の開催を機に大いに向上させて普及していく」との方針を示しました。

 さらに習主席は今年1月18日、国家ジャンプスキーセンターを視察した際に、訓練中の選手らに励ましの言葉を贈りました。紹介によりますと、人工知能補助システムや風洞実験室などのハイテクノロジーの利用により、選手の訓練レベルや効率が大幅に向上しました。(閣、多部)
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