2021年3月31日、観察者網は、米国の学者が「ヒトラーは平和を求めていた」などとの見解を示していると報じた。
記事は、米ニューヨーク州のバード大学教授で歴史学が専門のショーン・マクミーキン氏が最新の著書「スターリンの戦争」の中で第2次世界大戦勃発の原因がソ連の指導者スターリンにあるとの理論を展開したと伝えた。
そして、マクミーキン氏が「ヒトラーはポーランドに進攻したくなかった」「第2次世界大戦勃発は、スターリンの利益と合致していた」「日本の真珠湾攻撃も、スターリンの利益に沿ったものだった」
「ソ連は完全に米国の援助に頼っていたが、西側諸国の近視眼的思考によりソ連を覇権主義国にしてしまった。チャーチル首相が大英帝国を犠牲にしたのは、スターリンに対して奇妙な愛情を抱いていたからだ」などと主張していることを紹介した。
この件について中国のネットユーザーは「この先10年、20年もしたら、欧米で教える第2次世界大戦の歴史は日米英独が中ソや北朝鮮との厳しい戦いに勝利したって内容になりそう。真珠湾攻撃も中国のせいにしそう」
「そのうち『ヒトラーが私を生んだ』『スターリンが私を育てた』などと言い出すんじゃないか」「負けたら米国にどんな言われ方をするか分から
ない。だからわれわれは今、負けることができないのだ」
「ユダヤ人の前で言ってみろ」「ホロコーストを肯定するような発言は、違法ではないのか?」といった感想を残している。
また、「歴史なんて、他人から化粧を施された小さな娘みたいなものなのだ」という意味深長なコメントを残すユーザーも見られた。

https://news.nicovideo.jp/watch/nw9180342